WordPress(ワードプレス)とは、WEBサイトの作成やブログの作成などができるCMS=(コンテンツ管理システム)の1つで、無料で提供されているソフトウェアです。ホームぺージ制作の技術が無い人でもWEBサイト管理などができるため、日本語が利用されているWEBサイトのおよそ8割がWordPressで構築されていると推測されています。
それでは、WordPressの何が便利なのか? 使用するメリットとデメリットって? 使用するために何か難しい技術は必要? など、WordPressを使用するにあたって不安に感じる方もいらっしゃると思います。
そこで、今回はWordPressの「基本」について解説します。
WordPress(ワードプレス)とは?
WordPressとは、2003年に開発が始まったオープンソースソフトウェアのブログ投稿管理システム、CMS(コンテンツ管理システム)です。PHPの言語で開発されており、データベースにはMySQLが採用されています。全世界の4分の1を超えるサイトがWordPressで作られており、圧倒的なシェアを誇っています。都度新しいバージョンが更新されており、2024年時点で6.4系統になっています。WordPressを一言でいうと「WEBサイトやブログを簡単につくれるツール」のことです。
ホームぺージ制作に必須となるHTML/CSS、PHPなどの知識が無い人でもホームぺージの管理ができるため、個人のブロガーから企業、官公庁まで幅広く使用されています。
WordPressが人気な理由
WordPressは、シンプルな管理画面でブログに投稿するような感覚でページを作成できるので、難しい技術や知識は基本的には必要ありません。文字の入力・画像の挿入、あとはMicrosoft Wordのような文書作成ソフトを使う感覚で見出しなどの装飾を簡単に行え、公開もワンクリック可能です。
また、WordPressのシステムはライセンスフリーとなっており、無料で使うことができるのも人気な理由です。ただし、ホームぺージの公開に必要なサーバーやドメインを自分で整備する必要があります。これに関しては有料となっていますので注意が必要です。
WordPressの便利な機能とは?
WEBの技術や知識が無くてもサイトの管理ができるように、シンプルな管理画面がブラウザ上で利用できます。この管理画面は、指定のURLにアクセスしてユーザー名・パスワードを入力することでログインすることができるので、インターネットに接続していればどこでも作業が可能です。また、記事内に画像を挿入する場合も管理画面で全て行うことができます。
サーバーに接続してFTPで画像をアップするなどの手間をかける必要はなく、管理画面で画像をドラッグアンドドロップするだけでアップロードすることができます。アップロードした画像も一覧で管理することができます。
WordPressのメリットとは?
- 新規のサイト構築が簡単にできる
WordPressでサイトを新規構築する場合、現在ではレンタルサーバー会社が「簡単インストール」という機能を提供している場合が多くあります。サーバーのコントロールパネルからWordPressの環境構築が完結するため、手順がとても簡単です。
また、WordPressにデータベースというデータの置き場所の設定も必要となりますが、それもサーバーでの簡単インストール時に設定を行ってくれます。 - HTML言語やサーバーの知識がない人でも更新が可能
WordPressの管理画面は、HTML/CSSの知識がなくてもサイトのレイアウトに沿った記事を新規投稿・編集することができます。知識がない人でも文字やタイトルの装飾などが簡単にできるようになっており、知識がある人にとってはページ更新作業の短縮が図れるというメリットがあります。 - バラエティ豊富なプラグインで機能の追加が可能
「プラグイン」とはWordPress本体には標準装備されていない機能を追加できるパーツです。
プラグインはWordPressが公式に提供しているものもありますが、大半は第三者が作成された製品です。 - 豊富なテーマでデザインカスタマイズが可能
プラグインが機能を担当するのに対して、「テーマ」はデザインを担当する仕組みです。
このテーマはカスタマイズが可能で選択したテーマを好きなデザインにカスタマイズすることも可能ですが、これには少々WEBに関する知識が必要となります。
WordPressのデメリットとは?
ただし、大変便利なWordPressにもデメリットはあります。- オリジナルデザインを求める場合は技術や知識が必要
テーマやプラグインでは再現できない機能やデザインを実現したい場合には、それぞれの技術や知識が必要となります。テーマをカスタマイズするにはHTML/CSSの知識がもちろん必要ですし、それに加えてWordPress自体の構造についての知識が必要となってきます。
プラグインについても、提供されていない機能をサイトに追加したい場合は、一般的なPHPの知識だけでは足らず、WordPress自体の知識が必要となってしまいます。
つまり、Web技術に関する知識に加えてWordPress本体構造の知識・技術がないと、複雑なホームぺージを作成することはできません。 - WordPressのシステムとプラグインのアップデートが必要
WordPressは頻繁にシステムをアップデートする必要があります。アップデート自体は管理画面からワンクリックで行うことがでますが、テーマやをカスタマイズして運営しているサイトは画面表示などを注意してカスタマイズする必要があります。また、WordPress本体のバージョンとプラグインのバージョンが合わない場合、プラグインが正常に作動しなくなることがありますので注意が必要です。
まとめ
お医者さんドットコムのWEBサイトシステムはWordPressを独自カスタマイズしたホームぺージパッケージとなっており、セキュリティ面も含めてすべて設定・調整済みです。多くの医療機関様にご利用いただいておりますが、今後も様々な機能を追加してさらに便利なホームぺージパッケージを目指して開発に取り組んでいます。 WordPressでホームぺージ制作をお考えの方はぜひご相談ください。