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近年、各メディアからの報道にもありますが、多くの業種で「人員不足」が起きています。そのため各企業・団体・医療機関においてもWEBサイト上で採用ページを充実させていく動きがますます活発になっています。

採用サイト(ページ)の運営が必要理由

①採用コストの高騰

ここ最近になって、賢著な動きで医療業界に関わる人材の採用コストは高くなっています。 人材紹介会社を利用した採用コストは、医師採用で約300万円~350万円、看護師採用で約50万~80万円、検査技師で約60万円~90万円などが1人あたりの採用コストと言われています。 また、地方では、有料求人媒体に掲載してもなかなか応募が来ない現象が各地で起きています。 今後、都心部の医療機関でも、いずれは人材紹介を利用せざるを得ない局面になる可能性は、特に高いと言われています。

②売り手市場の継続

医療業界はここ数年に渡り、売り手市場が続いています。求職者の供給が圧倒的に少なく、求職者が自分の働き方を鑑みて、自由にクリニックや病院を選ぶことができます。 高齢者人口数の増加、労働年齢人口の減少がこの傾向に拍車をかけ、今後も売り手市場は続いていきます。そのような中ではさらに採用が困難になってくると言われています。 医療機関の求職者にしっかり選んでもらえるクリニックにする必要があり、そしてそれを確実に求職者へ届ける必要があります。

③求職者の選択肢に加えてもらうクリニックに

求職者にとっての選択肢に選ばれるには、彼らが安心して応募できるような情報発信・公開やブランディングが必要になります。 実際は働きやすい魅力的なクリニックなのに、クリニックのホームページを見ても求人情報掲載されていなければ、比較検討の土場に上がることすらできません。 「求職者から選ばれる」ために採用サイト(ページ)をしっかり用意しておく事で、求職者を応募まで誘導することができます。

採用サイト(ページ)の種類とそれぞれの違い

ホームぺージで採用情報を掲載する方法は2つあります。

①自社サイト内で採用に関する情報ページとエントリーフォームを設置する方法

すでにホームぺージをお持ちの医療機関は、そのサイト内に採用情報を掲載するページを新規で立ち上げ、さらにエントリーフォームを設置することで、応募やお問い合わせに求職者を導くことができます。比較的低コストで設定設置が可能な反面、ページデザインやレイアウトに制限があることが多く、自由度がないため、単調なページデザインとなる可能性がありますので、掲載する内容や写真に気を配ってページ構成を検討する必要があります。 一般的にはホームぺージを作成した会社に相談し、追加費用を支払って作成してもらうことになることが多いです。

②採用LP(ランディングページ)を運用する方法

採用LP(ランディングページ)とは、募集要項やクリニックの売りや魅力、応募先などの情報を1つのページでまとめたWEBページです。閲覧者は複数ページを遷移することなく、スクロールのみで求めている情報が得られます。そのため通常のWEBサイトよりも離脱率が下がり、「応募に結びつきやすい」というメリットが得られます。また、採用専用のホームぺージを一から制作することに比べ、比較的低コストで制作可能で、さらにデザインの自由度も高いため、クリニックの魅力をアピールすることができます。 一見、かなり有効なWEB施策と思われますが、デメリットもあります。 LPは求職者に見てもらう導線が必要になってきます。1ページにコンパクトに内容がまとめられているLPは自然検索には弱くなります。そのため別の求人媒体からの流入を狙うか、リスティング広告といった施策が必要になってきます。どちらにしても広告費や人件費といった別のコストが発生します。しっかりと広告予算を計画し、運用していく労力も必要となりますので、専門の業者を使用することも多いです。

このようにWEB施策には色々な方法がありますが、まずは採用のコンテンツをしっかりと自院で構築し、運用していくことから始めてみてはいかがでしょうか。 ある求人情報会社の情報では、およそ9割の人は求人情報サイトでピックアップした企業(団体)のホームぺージは必ず見に行くという統計もあります。

お医者さんドットコムでは「おすすめ標準版」にてクリニック様が自由に設定できるページの用意があります。最近ではそのフリーぺージを求人ページに変更して運用されている医療機関様も多くなってきました。また、ランディングページもオプションで運用可能ですので、お気軽にお問合せください。

Cookie(クッキー)は、ウェブサイトからユーザーのブラウザに保存される小さなデータファイルです。このファイルには、ユーザーのウェブサイト閲覧履歴、ログイン情報、設定情報などが保存されます。

Cookieの主な役割

  • ユーザー認証 ログイン情報などを保存することで、ユーザーが毎回ログイン情報を入力する必要をなくします。
  • 閲覧履歴の保存 閲覧履歴を保存することで、ユーザーがよく閲覧するページを予測し、おすすめコンテンツを表示したり、スムーズなサイト閲覧を可能にします。
  • 設定の保存 ユーザーが設定した言語や表示設定などを保存することで、次回訪問時に同じ設定が適用されます。
  • 広告配信 ユーザーの閲覧履歴に基づいた広告を配信することができます。

Cookieの種類

Cookieには、主に以下の2種類があります。
  • セッションCookie ブラウザを閉じると自動的に削除されるCookieです。
  • 永続Cookie ブラウザを閉じても削除されないCookieです。有効期限が設定されており、期限切れまでブラウザに保存されます。

Cookieの安全性

Cookieは、一般的に安全な技術ですが、悪用される可能性もゼロではありません。以下のような点に注意する必要があります。
  • Cookieの設定を確認する すべてのウェブサイトでCookieを許可するのではなく、信頼できるウェブサイトのみで許可するように設定しましょう。
  • 信頼できるウェブサイトのみでCookieを許可する Cookieに保存される情報には、個人情報を入力しないようにしましょう。

Cookieに関する同意

近年では、EUの一般データ保護規則(GDPR)など、個人情報の保護に関する規制が強化されています。これらの規制に基づき、多くのウェブサイトでは、ユーザーがCookieの利用に同意する必要があるようになっています。

Cookieとキャッシュの違い

Cookieとキャッシュは、どちらもWebブラウザに保存されるデータですが、保存する内容と役割が異なります。

保存する内容

  • Cookie ユーザーの個人情報や閲覧履歴などを保存します。 (例:ログイン情報、氏名、住所、電話番号、閲覧したページ、検索履歴など)
  • キャッシュ WebページのHTMLや画像データなどを保存します。 (例:画像、CSSファイル、JavaScriptファイルなど)

Cookieとキャッシュの役割

Cookie

  • ユーザー認証 ログイン情報などを保存することで、毎回のログインを不要にします。
  • 閲覧履歴の保存 ユーザーの興味関心を把握し、おすすめコンテンツを表示したり、スムーズなサイト閲覧を可能にします。
  • 設定の保存 言語や表示設定などを保存し、次回訪問時に同じ設定を適用します。
  • 広告配信 ユーザーの閲覧履歴に基づいた広告を配信します。

キャッシュ

  • ページの読み込み速度を高速化 一度読み込んだページのデータを保存することで、次回アクセス時に再読み込みする必要がなくなり、ページの読み込み速度が高速化します。
  • 通信量の節約 一度読み込んだデータを保存することで、次回アクセス時に同じデータをダウンロードする必要がなくなり、通信量を節約できます。

その他

Cookie

  • ユーザーが削除することができます。
  • 有効期限が設定されている場合があります。

キャッシュ

  • ユーザーが削除することができます。
  • ブラウザを閉じると自動的に削除される場合もあります。

まとめ

項目 Cookie キャッシュ
保存する内容 ユーザーの個人情報や閲覧履歴 WebページのHTMLや画像データ
役割 ユーザー認証、閲覧履歴の保存、設定の保存、広告配信 ページの読み込み速度の高速化、通信量の節約
削除 ユーザーによる削除が可能 ユーザーによる削除が可能、ブラウザを閉じると自動的に削除される場合もある
有効期限 設定されている場合がある 設定されていない場合が多い

  • オンラインショッピングサイトでログイン情報と商品をカートに入れた状態でブラウザを閉じ、後で再度サイトを開いた場合、Cookieによってログイン情報とカート内の商品が保存されているため、再度ログインや商品選びをする必要がありません。
  • 同じWebサイトを何度も閲覧した場合、キャッシュによってWebページのデータが保存されているため、毎回同じデータをダウンロードする必要がなくなり、ページの読み込み速度が高速化します。
Cookieという名称を知らなかった方も、ブラウザやWEBサイトで様々なサービスを利用する際に必ず身近な存在となっています。 WEBサイト経由でサービスを快適に利用するために便利なシステムである反面、様々なデータを自動取得するという面から現実的には問題点も指摘されています。 ウィンドウズエッジやクローム・サファリなど、各ブラウザによる法規制も見直されつつあるためその動向に注視しながら、ユーザー個人でもCookieの特性をしっかりと理解し、注意深く利用していくことが求められます。 2024年の診療報酬改定で、施設基準等で定められている保険医療機関の書面掲示について「ウェブサイトへの記載」が算定要件として追加された項目があります。 ここではその一部についてご案内いたします。 ◆医療情報取得加算(旧:医療情報・システム基盤整備体制充実加算) 以下の事項を、医療機関の見やすい場所及びホームページ等に掲示していること。 ・オンライン資格確認を行う体制を有していること。 ・患者に対し、受診歴、薬剤情報、特定健診情報その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行うこと。 ◆医療DX推進体制整備加算 医療DX推進の体制に関する事項及び質の高い診療を実施するための十分な情報を取得し、及び活用して診療を行うことを医療機関の見やすい場所及びホームページ等に掲示していること。 ◆一般名処方加算 医薬品の供給状況等を踏まえつつ、一般名処方の趣旨を患者に十分に説明することについて、当該保険医療機関の見やすい場所及びホームページ等に掲示すること。 ◆外来後発医薬品使用体制加算 以下の掲示事項について、当該保険医療機関の見やすい場所及びホームページに掲載していること。 ・後発医薬品(ジェネリック医薬品)の使用に積極的に取り組んでいる旨 ・医薬品の供給が不足した場合に、医薬品の処方等の変更等に関して適切な対応ができる 体制に関する事項並びに医薬品の供給状況によって投与する薬剤が変更となる 可能性があること及び変更する場合には患者に十分に説明することについて。 これらのウェブサイトへの掲示につきましては、令和7年5月31日までの経過措置が設けられていますが、できるだけ早めに掲載していただくことをおすすめします。 この機会にホームページのリニューアル・新規開設をご検討なさってみてはいかがでしょうか。 ぜひお気軽にお問合せください。 詳しい情報は下記をご覧ください。
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