ホームページに「載せすぎない」ことも患者目線での大切な選択
2026/01/05

医院のホームページを作るとき、「できるだけ詳しく書いたほうが信頼されるのでは?」と思う方は多いかもしれません。
たしかに、医療情報の正確さや丁寧な説明は大切です。
ですが、実は患者さんの多くは「すべてを知りたい」わけではありません。
求めているのは、「自分の不安が解消できるか」「ここに行けば大丈夫そうか」という安心感です。
情報をたくさん載せることよりも、「迷わせない」ことが信頼につながる時代になっています。
情報を増やすほど、患者さんは迷いやすくなる
医療情報が多いほど「不安」が増えることも
ホームページで病名や症状を細かく説明すると、「どんな病気にも対応できる医院」として伝わりそうです。ところが実際は、医学用語が多すぎて内容を理解できず、かえって不安を強めてしまうケースもあります。
「どの科に行けばいいのか」「自分の症状が重いのかどうか」――。
患者さんは「正確な情報」よりも「自分に関係のあること」を知りたいのです。
つまり、ページの目的は「説明」ではなく「案内」であるべきなんですね。
医療的な正確さより「行動しやすさ」が大事
目的は「読むこと」ではなく「行動してもらうこと」
患者さんがホームページを見る理由は、「勉強したい」からではなく、「受診を検討している」からです。
つまり、ページを読み終えたときに「ここに行ってみよう」と思ってもらえることが大切です。
そのためには、情報の多さよりも「わかりやすい導線」が効果的。
たとえば、「このような症状のときはご相談ください」「受診までの流れはこちら」といった一言が、専門的な説明文よりも患者さんの行動を後押しします。
「すべてを載せる」より「整理して伝える」ほうが信頼される
情報を「減らす」のではなく「選び取る」
「載せすぎない」というのは、手を抜くという意味ではありません。
本当に必要な情報を「選び取って整理する」ということです。
・専門的な内容は図や表で視覚的に伝える
・長い説明文は、要点だけを見出しや箇条書きでまとめる
・「誰に向けた内容なのか」を明確にする
この3つを意識するだけで、ページ全体がすっきりと読みやすくなり、印象が大きく変わります。
ホームページは「読む場所」ではなく「安心を得る場所」
医療の信頼は「やさしさ」で伝わる
ホームページは、患者さんにとって「初めて出会う医院の窓口」です。
そのためには、すべてを語り尽くすよりも、必要なことを丁寧にやさしい言葉で伝えること。
「わかりやすく整理されたページ」は、それ自体が“患者さんを大切にしている姿勢”の表れになります。
まとめ
ホームページは「情報を載せる場所」ではなく、「患者さんに安心してもらう場所」です。
多くを語るよりも、“どうすれば伝わりやすいか”を考えることが、信頼を育てる第一歩。
医療の専門性を支えるのは、難しい言葉ではなく、“やさしい説明”と“思いやりのデザイン”です。
「載せすぎない勇気」が、結果的に患者さんに選ばれるホームページをつくります。