集患につながる情報発信術
2025/07/01

患者さんから「ホームページを見て来ました」と言われることはありますか?
スマートフォンの普及とともに、ホームページは患者さんが医療機関を選ぶ際の「入り口」として、ますます重要な役割を担うようになっています。
ただ存在するだけではなく、「行ってみたい」と思わせるホームページかどうかが集患のカギになります。
よくある「もったいない」ホームページとは?
実際に多くの医療機関のホームページを見ていると、次のような「惜しい例」が見られます。
- 情報が古く、診療時間や休診日が実際と異なっている
- 院内や医師・スタッフの様子がまったく伝わらない
- スマートフォンで見ると文字が小さく、見づらい
- 診療内容が簡単すぎて、専門性や強みが伝わらない
このような場合、せっかくホームページを訪れても、患者さんは他のクリニックに流れてしまうかもしれません。
集患につながる情報発信のポイント
院内の雰囲気がわかる写真や紹介文を掲載
「どんな先生なのか」「受付の雰囲気はどうか」など、初めての来院前には多くの不安があります。スタッフ紹介や院内の写真は、安心感を与える大切な要素です。
診療内容を「患者目線」で書く
例えば「内科」だけではなく、「風邪や発熱、生活習慣病などのご相談に対応しています」など、具体的に説明することで、患者さんは自分に合っているか判断しやすくなります。
お知らせやコラムで「動いている」印象を
最新のお知らせをこまめに更新することで、「ちゃんと管理されている」「信頼できる」印象を与えます。医療コラムや予防接種情報なども好印象につながります。
スマホ対応は必須!
今や多くの人がスマホで医療機関を検索します。レスポンシブ対応や見やすいレイアウトができていないと、閲覧されずに離脱されてしまう可能性も。
地域性や診療科に合わせた工夫も大切
小児科であれば「初めての予防接種ガイド」、整形外科であれば「よくある関節の痛みQ&A」など、患者層に合った情報提供は、「ここなら相談しやすい」と思ってもらうきっかけになります。
まとめ
ホームページは、単なる案内ツールではなく、患者さんとの最初の接点であり、信頼を築く場所でもあります。ちょっとした情報の工夫や更新習慣を取り入れるだけでも、「ホームページを見て来ました」という声が増える可能性は十分あります。
まずは、自院のホームページが「行ってみたくなるサイト」になっているかどうか、改めて見直してみてはいかがでしょうか。